MBAプログラム

エンターテインメントマネジメントコース

これまで日本の大学院にはなかった、エンターテインメントビジネスのマネジメントに特化したコースです。アニメーションに代表される日本の文化は、近年海外でも評価を高めています。そして日本ではこれらを成長産業と定めて、様々なコンテンツの輸出を目指しています。一方で、アニメーションに限らず映画や音楽といったコンテンツを「作る人」は充実してはいるものの、それをビジネスとして売り込み「マネジメントする人」は十分に育っていないのが現状です。
このコースでは、エンターテインメントビジネスとマネジメントの基礎からホスピタリティ、ツーリズムまで幅広く学んだ上でコンテンツやイベント&プロジェクトのマネジメント手法を修得します。さらには、エンターテインメントマネジメント教育で知られる米国のセントラルフロリダ大学と提携し、実務経験豊かな教員を招いて行うサマーセッションでは、グローバルなエンターテインメントビジネスについて学ぶことが可能です。また企業から与えられた課題を解決する「エンターテインメント・プロジェクト」も設置し、エンターテインメント分野を理論と実践の両面から学びます。
これらにより、映画や映像・音楽のプロデューサー、イベント企画やセールスプロモーション、タレントのマネジメント、テーマパークの企画・開発といった職種で、グローバルに活躍できる人材を育成します。
あらゆる分野のビジネスにおいて、「人を楽しませる」エンターテインメントの要素は不可欠になっています。このコースを修めた学生は、ホテルや観光、さらには一般企業においても、学んだ知識を活かすことができます。

事業創造コース

日本と海外とを比較した際、日本における創業率の低さがよく指摘されます。このような状況下、この事業創造コースではアントレプレナー教育を実施。新ビジネスの創造時やスタートアップの創出時に特有なナレッジやノウハウを学び、起業を目指す人材や社内で新たなビジネスを立ち上げる人材を育成していきます。また、企業において新規事業を企画提案できる人材の育成にも注力します。カリキュラムでは「アントレプレナーシップ論」、「事業計画書策定」、「事業再生論」、「デジタルビジネス創造論」といった講義を開講。著名コミュニティサイトの元経営者や大企業における再生支援のキーマンなど、幅広い分野の著名な実務家を講師陣に招き、多様かつ実践的なノウハウを学べる点も大きな特徴です。
大学院での学びにもとづく本格的な新規ビジネ スの立ち上げに向け、創業準備活動を行うため の「インキュベーションセンター」(入居審査 有り)をキャンパス内に設置しています。講師陣や本学OB会等の人的ネットワークへの接続も可能であり、本気で起業を考えている学生には、理想的な環境が整っています。このコースで修得する知識は起業を目指す人だけでなく、企業内において新たなビジネスの立ち上げを試みる人々にも欠かせないものです。近年、国内では産業競争力の強化に向け、大企業等の既存企業とベンチャー企業によるオープンイノベーションの重要性が叫ばれていますが、企業の規模に関わらず、既存企業側にもこうした知識をもった人材がいなければオープンイノベーションを推進することはできません。企業の内部において新規ビジネス開発部門などに在籍する社会人の方にも最適なコースです。

アジアビジネスコース

めざましい経済発展を遂げている、アジアの国々。その著しい成長度合は、世界経済にも大きな影響を与えるまでになりました。
このコースでは、経済大国へと成長した中国や躍進するアジア諸国のビジネスに焦点を当て、そのビジネスについて学んでいきます。中国からの留学生や日本国内で活躍する中国人のビジネスパーソンでも学びやすいよう、中国語での授業を開講している点も大きな特徴です。「アジア企業研究」、「日本的経営研究」、「アジアにおけるコーポレートガバナンス」「日中ビジネス概論」「アジアにおけるイノベーション」は、日本語と中国語の双方で授業が開講。また2006年に孔子学院を開設するなど、桜美林大学と中国との深い関係を活かし、中国経済界の著名人を招へいしてサマーセッションを開催したり、短期講座や短期研修なども行っていく予定です。理論はもちろんケーススタディなどの実践的な研究に積極的に取り組むことで、これからのアジアビジネスに求められる高度専門職業人の育成を目指していきます。
中国をはじめとするアジアからの留学生やビジネスパーソンだけでなく、アジアを舞台にビジネスを展開したいと考える日本の学生にも最適なコース。大きな可能性を秘めたアジアのビジネスを牽引する人材を育成します。

経営実践コース
[国際標準クラスター ビジネス倫理クラスター]

ビジネスをグローバルに展開していく際に求められるのが、企業の国際競争力です。経営実践コースは、こうしたスキルを備えたプロフェッショナル人材の育成に特化したコース。特に、企業の国際化で求められる「国際標準」と「ビジネス倫理」の二つのクラスターについて深く掘り下げていきます。
国際標準クラスター
国際標準クラスターは、他の大学院に先駆けて設置した国際標準化研究領城をルーツとし、国際標準化と知的財産権のビジネス戦略とフレームワークをべースにした実践的な研究と教育を行っています。特に国際標準化の分野において、海外先進国に比較して遅れている標準化や知財権、マネジメントシステムに関するプロフェッショナルの育成を目指しています。そのために、高い競争力を維持し続けている企業の成功要因分析や経営分析を、事例研究などを通して実施。また「国際標準経営戦略研究」、「国際標準化と知的財産の研究」、「経営システム研究」などの講義を通して、国際標準化戦略・知的財産権戦略・国際交渉に関する理論・手法や、事業成長のためのイノべーションの推進といったことを身につけていきます。
さらに実務経験豊かな教員陣によるワークショップも行われます。国際標準クラスターは、将来起業を目指す学生、社会人、留学生はもちろん、企業内でのキャリアアップを考える社会人、またリカレント教育の一環として自己開発を目指す社会人などを対象としています。
ビジネス倫理クラスター
近年、様々な企業が不適切な行為によって社会から批判を浴びています。その大きな理由の一つが、職業倫理の欠如です。職業倫理は、経営者はもとより従業員一人ひとりに至るまでが企業活動の中で、必ず身につけて活用することが求められる素養といえます。
ビジネス倫理クラスターの授業では、企業経営者に求められる法的なルールを「企業と法」で、また全ての企業人に求められる倫理観を「企業倫理」で事例を用いて学びます。さらに、実践に向けて参考とするために、同様な分野での研究と研修が進む弁護士や司法書士などの例を「職業倫理研究」で学びます。これらによって、ビジネススパーソンや起業を目指す人が必ず身につけておくべき倫理観を養っていきます。

大学マネジメントコース

概要
先を見通すことが困難な変革期においては、大学本来の機能である教育・研究・社会貢献の充実を図ることに加えて、社会の変化と自大学の特徴を的確に把握し、科学的分析に基づいた大学運営の戦略・方向性を確立することが求められます。
このような大学経営を担うアドミニストレーターは、大学が置かれた環境、大学組織や教育・研究活動の特性などを体系的に学ぶと同時に、これまで企業を対象として発展してきた経営に関する知識も必要不可欠となっています。
このため、2001年の開設以来、大学の行政・管理・運営にわたる 専門的な知識・能力を有する人材の養成を行ってきた本学の大学アドミニストレーション研究科の伝統の上に、大学アドミニストレーターとして一定の実務経験と実績を持つミドルクラス以上を対象に、大学経営のリーダー養成を目指して、本学の経営学研究科において大学マネジメントコース(MBAプログラム)を学べる環境を整えました。

プログラム内容
2040年の社会(SDGs、Society5.0、人生100年時代、グローバル化、地方創生)を見据え、大学マネジメントのスペシャリストを養成します。創発的学習アプローチを駆使して、例えば、経営・財務・教育デザイン、教育・学習イノベーション、学生サービスマネジメント、グローバル化戦略などについて、ケーススタディを交えた学修を行います。

特長
経営学全領域に共通する専門知識や方法論の修得のための「経営管理分野」の授業(「経営戦 略研究」、「経営組織研究」、「マーケティング研究」、「国際経営研究」、「ヒューマンリ ソースマネジメント」など)を履修し、形態の違いを越えた組織マネジメントについて理解を深めるとともに、MBAの学位を取得することができます。これにより、産学連携、学生の就職、財源の多様化などで今後益々つながりが深まる産業界と共通の基盤に立って交流することが期待されます。
上記[01]に加え、大学マネジメントの専門性を高めるための「大学マネジメント分野」の授業(「大学研究の方法と実践」、「非営利法人(大学機関等)マネジメント研究」、「大学教学マネ ジメント研究」、「大学政策・財政研究」、「大学国際化研究」、「大学経営事例研究」、「Erasmus Mundus Seminar A」、「Erasmus Mundus Seminar B」)を履修し、国公私立を通じた高等教育をめぐる様々な課題について理解を深めることができます。
上記[02]の授業を担当する専任教員には、アカデミア出身者と政策形成経験者の両者がバランス良く配され、最新の研究上の知見ととともに、政策の意図・背景や具体例などについて学び理解を深めることができます。また、トピックによっては、外部講師を招いて授業の一部を担当していただくなど、多面的な理解を促すために学内外のリソースの活用を図ります。
授業担当者による一方的な講義だけではなく、創発的学習アプローチを用いて履修者の主体的で深い学びを促すとともに、履修者本人の業務内容に関連した問題をテーマとしたケーススタディを交えて実際的な学習を行います。これにより、多様な背景を持つ履修者相互の啓発が促進されるとともに、各大学等で経営や改革に主導的な役割を果たす「仲間」としての紐帯を深めるなど無形の資産を構築することが期待されます。